『【く ら く ら】三峰結華』は11ヶ月待たされて正解だった
11ヶ月ぶりの新規カード追加
2020年7月31日、三峰結華に4周目のpSSRカードが追加された。
「期間限定 夏のまほろば 結華・千雪スタンプガシャPlus」開催中ですよ~♪
— アイドルマスター シャイニーカラーズ公式 (@imassc_official) 2020年7月31日
◆期間限定アイドル
SSRプロデュースアイドル【く ら く ら】三峰 結華
SSRサポートアイドル【夏空への挑戦】桑山 千雪#シャニマスサマーCP2020 #シャニマス #idolmaster pic.twitter.com/ldWzMEedRI
3周目pSSR【NOT≠EQUAL】が2019年8月31日に追加されてから実に11ヶ月が経過していた。【NOT≠EQUAL】については諸々書いたのでよろしければぜひぜひ。
多くのプロデューサーからは今か今かと待ち望む声が多く、前回、前々回と「三峰結華が来るのではないか……?」「時期的に三峰結華だ」「まだ時ではない」など様々な意見があった。
前回のカードチラ見せでは冬優子か結華か日本を二分する論争が起きていたし、今回のカードチラ見せは水着の花柄からして灯織だという意見が大勢を占めていた。
次のガシャで登場するアイドルを、少しだけご紹介しますね~。
— アイドルマスター シャイニーカラーズ公式 (@imassc_official) 2020年7月26日
どのアイドルなのか、予想してみてください♪#アイマス15周年おめでとう #シャニマス pic.twitter.com/O1NO5enscX
次のシャニマスガシャ
— しょうぐん (@sgn_13) 2020年7月26日
当アカウントで投票を行った結果、実に7割以上が灯織だという意見であった。多くの三峰結華有識者がいるTLでこの結果なので、多くのプロデューサーが惑わされたといえるだろう。
そんなこんなで、実装を今か今かと待ち望み、11ヶ月が経過していた。
結論から言うと、三峰結華4周目は11ヶ月待たされて正解だった。
【NOT≠EQUAL】のあと、【く ら く ら】のコミュの関係性まで発展するには11ヶ月という月日は正解だったと感じている。
運営上の都合とか、実装のタイミングで先送りになってしまったっていう可能性は百も承知の上で、今回は11ヶ月という時間がプロデューサーと三峰結華の関係性をどう変えたか考えていきたい。例によってネタバレだらけなのでご注意ください。考察というより限界備忘録です。
全体的にとろけるコミュが多かった
まず全体のコミュの総評であるが、非常に甘々とした糖度の高いコミュだった。後述でそれぞれのコミュについて述べるが、ここまでやさしい世界だとは思わなかった。【NOT≠EQUAL】で散々胃を痛めたプロデューサーからすると、「限定カードって普通はここまで優しくて楽しいコミュが続くんだな」って再認識した。
でも、ただ甘いだけの、いわゆるPラブ的な雰囲気とは異なり、【NOT≠EQUAL】はもちろん、それまでの様々な三峰結華のコミュをしっかりと積み重ねた上での関係性というのは非常に伝わってくる感じのテイストだった。
眩むほど
結華「後ろ……日焼け止め、塗り直してほしいんだけど──
……ね、ダメ?」P「いいぞ
それじゃあ髪を上げてくれ」
おお、いつもの三峰結華だ。からかいをする三峰結華じゃん!ってなるシーン。すこしこっちに寄ってくるモーションもまた、ドキッとしますね。でもまあプロデューサーは恋愛感情というかドキッとした仕草は見せないんです、あくまでもスマートにからかいに対してクールに対応する。
これがもう成長ですよね。思い出しますよね。
1周目のpSSRの【お試し/みつゴコロ】の『予防線なら十分』で、イヤホンの片耳をプロデューサーと共有するシーン。
結華「イヤホン取れちゃったらやだから……」
結華「──ね、もっと近くに行ってもいい?」
結華「ダメ、かな……?」
このシーンで、プロデューサーが動揺していたり、悪戯とも捉えかねないんだから相手には気をつけろよとたしなめたりする頃から比べると、大分三峰結華の「奇襲」にも慣れてきたんだなって思います。
そんなこんなで、三峰結華のからかいの対応に慣れてきたプロデューサー。まあ結華自身にはからかい甲斐がなくてあんまり面白くない。
結華「ひねくれてて性格が悪くてめんどくさい三峰のPたんは、これぐらいじゃないと務まらないって?」
P「残念、大ハズレ」
P「いつだってアイドルに真剣な結華のプロデューサーを任せてもらってるんだから」
P「俺だってできる限り優秀じゃなくちゃって話だよ」
結華「まったこのプロデューサーは……」
P「その反応なら、今日の俺は合格点か?」
結華「知らなーい!」
結華「三峰、さっきのクイズも不正解しちゃうような出来の悪い子なので?」
結華「プロデューサーの評価なんてとてもとても!
畏れ多くてできませんの……」P「それは困ったな……
俺は何より。結華からの合格点がほしいんだが……」結華&P「……」
結華&P「……っふ、あはははは……!」
結華「あーっ、もう白々しい……!ふふっ……!」
P「まったくだ!」
彼女たちの会話を切り取るのが憚れるので、少し長いが引用させてもらった。
からかいのカウンターとして真面目な一面をプロデューサーが見せることで、三峰結華のからかいはジョークに落とし込める。ノリノリすぎると距離があまりにも縮まってしまって【NOT≠EQUAL】の再来にもなるので、適度な距離感でいながらからかいにも付き合ってあげる、まさに最高のパートナーって感じです。これが11ヶ月を経て気づきあげたプロデューサーと結華の関係性なんだろうな。
こんな感じでふたりで冗談を言って笑い合うコミュを猛烈に見たかったので、ありがとうございますって感じ。二人で笑い合ってる描写が今後もちょくちょく出てきます。
P「──……はい、結華。水
喉が渇く前に水分補給、で頼む」
結華「お。ありがとうプロデューサー
じゃあ三峰からもお返ししなきゃだね」
P「?」
結華「三峰の荷物預かってもらってるでしょ
あの中に、ちっちゃい巾着があるから」
結華「中の塩飴持ってって」
P「塩飴……」
結華「──水分補給だけして、塩分を摂り忘れることのないように」
P「うっ……!ごもっともだな……!」
結華&P「……っふふふ……!」
P「さすが結華は用意が良い」
結華「身近に気遣い上手がいるものでぇ
ずーっと見てたら似てきちゃったのかも」
P「なるほど、実は俺も何だ
まわりをよく見てくれてるところ、尊敬してる人がいてさ」
結華&P「……」(にひひ)
ここのコミュで注目したいのは、荷物のところ。ここまで自分に踏み込んでほしくないと言っていた結華が荷物の中から探していいよっていうところ。どれだけ信頼関係構築したんだ。荷物の中ってプライバシーの局地みたいなところがあるから、自分で巾着を取り出して、塩飴を渡しそうな気もするんですが、プロデューサーが荷物の中から巾着を探して出していいよっていうのは大分信頼しているんだろうなって感じます。
あと、お互いのいいところを褒めあって笑うところね。スクリプトだと「……」って書かれているところが、ボイスでは「にひひ」って感じの笑い方をしている。こういうトリックは非常に大好きなのでぜひ続けてください。
──くん。……ううん、──さん。
また名前呼びしてるよ、今度はコミュ名で。。。この子は。。。
そして高校生までの三峰結華らしさを感じられる貴重なコミュです。
結華「──あ、Pたんだ
お疲れ様でーす」
これは純粋に、かわいい三峰結華として上げておきます。
P「ご当地のお菓子への興味を振り切れないんだ……!」
結華「太らないようにね~」
P「ぐっ……!」
この反応を見て即座にからかいモード発動する三峰結華すき。色々なお菓子を誘惑してくる感じがほんとによい。
P「待ってくれ、待ってくれ結華……!
俺今ショック受けつつぐらついてるから……!」結華「やだなぁ
わかっててやってるんだよぅ」P「こっちもそれをわかってるから言ってるんだよ……!」
結華&P「──あははっ」
ことあるごとに二人で笑い合うんすよね、正直このへんのコミュは読み解くってより、かわいい三峰結華を堪能するコミュだと思うのです。
結華の修学旅行のエピソードがリアルすぎて、そしてあるある過ぎて笑った。消灯時間過ぎて起きてたら怒られるとか、よりにもよって体育の先生が見張ってるとか、反省部屋に連行…とか。この子も普通の修学旅行をして成長してきたんだって当たり前なんですけど実感できた。なかなか結華のバックボーンてまだ描かれいないところがあって、大学での様子とか実家の様子とか。まあこれは彼女にとって「踏み込んでほしくないもの」だったら、それはそれで守らなければいけないとも思うんですけれどもね。
そしてそして、仕事に支障を出さない範囲で楽しむならと、修学旅行の先生とは違ったプロデューサーならではの気遣いを出して差し入れをする。修学旅行とお仕事は似てるけどちょっとやっぱり違うんだなって。
だからこそ、コミュタイトルの『──くん。……ううん、──さん。』なのかな。友達感覚でこれまでお話をしてたけど、差し入れだったりお仕事のことをしっかり考えくれている点では、やっぱりプロデューサーって友達じゃなくて上司とか仕事の関係の人ってしっかり定義してるんだろうなと思います。
友達感覚でいるならば「──くん」って呼び方で良いけど、やっぱりそこはプロデューサーとアイドルの関係だから「──さん」ってのが正しいんだろうね。
前言撤回、やっぱり読み解けるね、このコミュ。
ここで差し入れるものの選択肢が出てきて、
「せんべい」
を選ぶと、甘いものを食べたときにしょっぱいものをあげる察し力を褒めてくれる。
「おまんじゅう」
を選ぶと、「お部屋にあったおまんじゅう、美味しいよね~~」という意味での良いチョイスと自分が食べて美味しかったおまんじゅうを結華たちにも食べてほしいという意味での心意気を買われます。
「一口スイートポテト」
を選ぶと、話がわかるプロデューサー。だねって褒めてくれます。まあもちろん支障をきたしたら、お説教コースてね。
ちなみにアンティーカで来てるって明確に言及しているはこの選択肢のみでした。最初ソロの仕事を複数のアイドルたちとこなしてるのかなーって考えてたから、アンティーカのみんなと来てるお仕事って分かってちょっと安心しました。
うたかたに潜る
まず、「うたかた」って何なんすかねこれ……?となった同僚のPたんも多いと思うので、goo辞書で調べてみると
うた‐かた【泡=沫】 の解説
《「うたがた」とも》1 水面に浮かぶ泡 (あわ) 。「泡沫の如 (ごと) く消える」
2 はかなく消えやすいもののたとえ。「泡沫の恋」「泡沫の夢」
[補説]書名別項。→うたかた
らしいっす!ここでは2の「はかなく消えやすいもの」が当てはまりそうです。では「はかなく消えやすいもの」ってなんだろうっていうと、後ほど出てくる線香花火なのかなって。
P「ほら見てくれ!
花火セットだ!」結華「へぇ……!そっか、もうそんなの売ってる時期かぁ」
結華&P「──」(ごくり)
結華&P「──!」(うん!)
コンビニで花火を買おうと考えてプロデューサーと結華。ここでの結華の言葉も11ヶ月という重みを感じさせます。季節がめぐるのは早いです。
結華「──いきます。二刀流……!」
P「思ったよりアグレッシブな遊び方するんだな!?」
結華「あっはは! 何言ってんの!
男兄弟がいたらこうなるに決まってるじゃん!」
アグレッシブな一面を見せる結華。アンティーカといたら、アグレッシブではなく保護者的視点で「危ないよー、まみみーん」って言ってそう。摩美々はそんなことしなさそうか。でもまあ今回は結華とプロデューサーの二人きりなので。
男兄弟がいるってのも、【お試し/みつゴコロ】『消したい、もしくは覚えていたい』で言及されていた「兄さん」と「弟」の存在です。あのときは自分から呼び間違えをしてしまった結華ですが、このときは自分から兄弟の話を出している。
P「『結華はそんな事するはずない』とか言ったら
P「『おふざけにマジレスはどうかと思う~』みたいに返すし」
P「『よし来い!』って言ったら
ちょっと向けてみるぐらいの気持ちはあっただろ?」
プロデューサー、三峰結華のこと分かりはじめてるな、さすが11ヶ月という月日。秘密のメモ帳がなくてもだいたいの切り返しについて理解できてる。
P「俺は今、こいつを長く育ててやりたい気分なんだ……!」
結華「……じゃあ三峰もやろっかなー
5本ぐらいまとめて──」P「情緒……!」
結華「この流れで情緒求めるほうが間違ってるでしょ」
結華「一緒にやってもいーい?」
そして線香花火を一緒にやる流れに。中盤からいきなり線香花火をやるプロデューサーもなかなかアグレッシブといえばアグレッシブ。ここで選択肢が。
「攻めたやり方
しないならな」
を選ぶと、結華は「Pたんの作法に従う、三峰割と合わせるタイプなの知ってるでしょ?」って返すんですよ。それはもう痛いくらい知ってるよ。
P「…………前言撤回だ
俺にも5本ぐらい寄越してくれ」P「今日は結華式でいこう
……気が変わったから」結華「──……」
結華「あはっ、それはいらない気遣いってやつだよ!
プロデューサー!」
めっちゃ三峰結華じゃん。合わせるタイプだから今日くらいは合わせなくていいように気遣って結華式を実行しようとしたプロデューサーを結華がたしなめる。久しぶりの三点リーダーだらけな会話だね。でもお互いの性格も知ってるし気を遣ってることもバレバレなので、ここはまわりをよく見るプロの結華が先制ブロックですね。
「勝負するか?」
を選ぶと、線香花火勝負、青春すぎるね、甘酸っぱい
「大事に
使ってくれるなら」
を選ぶと、
P「大事に
使ってくれるなら」P「花火だよ
使い切ったら、帰らなきゃいけないだろ」P「せっかく楽しいんだ、ちょっとでも長く遊んでいたい
だから無駄遣いはナシだぞ?」結華「……──!」
結華「はーいっ」
こっちはプロデューサーが一本上手ですね、結華との花火の時間をちょっとでも長く、そして線香花火を担当アイドルと重ね合わせて、長く育ててやりたいんだろうな。そりゃそうだよな。
耳元で囁いてやればよかった
三峰結華のpSSRカードは4本目のコミュが実質TrueEnd説を提唱したい。今回もかなりの破壊力でした。
お互いの声も聞こえないような蝉しぐれ。
結華「──でも、夏って感じ!」
結華「前は、うるさいなぁって思うことが多かったけど」
結華「──……『季節の移ろい』みたいなものとか、
感じられる余裕が出てきたってことなのかなぁ……」
成長じゃん、どう考えても……。おぼつかないあの頃とは違って今はだいぶ余裕が出てきた。だから日焼け止めの冗談や売店でのからかい、花火でのアグレッシブさなんてのが見せられるようになったのかな。
それでもなお、蝉は声をかき消すほどに鳴いている。プロデューサーには結華の声は半分しか届かない。
結華「お腹から声を出す練習ーっ」
結華「──っ」
結華「────っ……」(いつもありがとう)
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
三峰結華、お前~~~~~!!!!!聞こえない、届かないところで日頃の感謝を述べる。ずるいぞ~~~~!でもすき。。
これしかも、音声ONにして聴いてる人じゃないとこの話わからないんだよね、スクリプトにも載ってないし。ちゃんと音量上げて聴いてた人しかわからないのほんとにシャニマスくんずるいよ。
これ三峰結華じゃん。
そのあとプロデューサーにお腹から声を出すとは…?と突っ込まれるも、しらばっくれる。ほんと三峰結華だよ。
不意打ちしてくるし、わからない人にはわからないような仕組み。この不意打ちにどう返すか、選択肢です。
「聞こえてないとは言ってないぞ」
を選ぶと、 実は聞こえてましたー的展開、『いつもありがとう』。
結華「~~~~っ!」
結華「何それ!
そういうのずるいからねプロデューサー!」
余裕なくなってる結華。自分から始めたずるいことだけど、やり返されちゃうとうろたえちゃうところがかわいいです。
「『Pたんなんか大っ嫌い~~!』って!」
嫌いって堂々と言えるようになってる。この子の性格を鑑みると、嫌いとか好きって直接的な感情表現はあまり避けているのに、堂々といえるその関係性に。どのセリフを取ってみても三峰結華はやっぱり前よりも格段に成長したな……
「すまん、
教えてくれ……!」
を選ぶと、 聞き逃したことを失態と言ったプロデューサーに
結華「……そんなに?」
結華「くだらないおふざけかもしれないのに?」
P「せっかく絡んでくれようとしたのに
対応できないんだからさ」
めっっっっちゃ真面目だよね、担当アイドルの言葉は一言一句逃さないって感じ。おふざけも真剣なんだよね。
「(お返し、ってことで)」
「────……」(いつもありがとう)
を選ぶと、これ。いやいやいやいや、ぼくたちプロデューサーに言わせていくスタイルね。お返しですよ。これやばいね。天才か?まじ。
偶然、結華と同じことを言った。いや、必然かもしれない。これだけ信頼しきっていて、お互いのことをリスペクトしてる関係なら思ってることが似たり同じだったりすることは当然かも知れない。
強引な交渉で引き出すその顔に不満げなんてなかった。
眩んでも
TrueEndです。一緒に夜ご飯を食べに行く約束も伸びた仕事と混雑で断念。コンビニ飯になってしまった。
結華「Pたんとだったら、どこで何食べても美味しいご飯だもん」
ほんとにいい子だね。やさしい。でも普段は焼肉をプロデューサーに要求してるらしい。いいじゃん、三峰結華いっぱい食べてくれ。
P「いや、結華といっぱい夏っぽいことしたなと思って」
P「海だろ、花火だろ、
あとセミもすごかったし」P「泊まりの仕事も夏休みみたいで──
あ、いや。あれは修学旅行だからちょっと違うか……」
本当にいろんなところにこの夏は行ったな結華と。たくさんの結華との思い出ができましたね。「もっと他の人と一緒が良かった~?」なんて意地悪めかしてる。
P「楽しかったなぁって思ったんだよ
結華にとってもそうだったらいいな、ってさ」結華「……結華にとってもそうでしたけど?」
他の人と一緒が良かった?って聞くことによってプロデューサーの本心を引き出しに行く。楽しかったっていう答えを得られたことにより、安心する結華。
それで、一人称名前呼びってさ!!!!!!
プロデューサーの言葉を引用する形で言ってるのはわかるけど、びっくりした。かわいいな。
結華 「三峰結華の夏は、
あなたとの思い出で染まっておりますですよー」P「…………
それはそれで申し訳ないな……遊びたい盛りに──」
三峰結華に楽しい夏だったのにって言ってる割には、結華に対してがっつりブーメランをキメていく。プロデューサーにとっても結華にとっても楽しい夏だったって一緒の思い出を一緒の感情で認識している。
結華がとっておきのご褒美にと水ようかんを取っておいたのを今日開封する宣言。
結華 「いつかのご褒美に~って思ってたけど、
今日開けちゃうことにする!」P「えっ
それは悪いよ、ゆい──」
結華の怒った顔
P「──いや、悪い。間違った」
P「そういうことなら、遠慮なくいただくよ
ありがとう」結華 「──ふふ。うん」
自己肯定が低いプロデューサーへのまったくもう!的な感情、そして楽しい夏の思い出の1ページを更に加えることへのワクワクを楽しもうよってことなのかな。
P「……よし。せっかくだ、いい皿に出さないか?
来客用のが棚の奥にある」
結華 「ええ~?
見つかったら怒られちゃわない?」
あっ!!!これ!!!!!!【それなら目をつぶりましょう】の『さぁ! ふたりで悪だくみを!』じゃん!!!!!!!シュークリームを二人だけで食べたあの時と同じじゃん。
頼もしく証拠隠滅を担当するプロデューサー、その秘密を共有する三峰結華。
『さぁ! ふたりで悪だくみを!』では結華に促されるように証拠隠滅(シュークリームを食べきる)してたのが、ここでは堂々と証拠隠滅をしていくプロデューサーも成長したなって。
総括
【NOT≠EQUAL】を乗り越えたからこその、この何気ない日常が一番刺さる。たぶん、【NOT≠EQUAL】を見てない人からしたらなんてことないアイドルとの夏の1ページにすぎないことであるが、プロデューサーとの関係性を思い悩んだ前回のカードからすると、三峰結華はとてもとても成長した。というより、三峰結華とPの関係性が強固になりすぎてると言っても過言ではない。
ふざけたりからかったり、プロデューサーとアイドルという関係性を定義した上で強力な信頼関係(11ヶ月も順調にこなしたらそりゃ強い絆が結ばれる)があるからこそなんだろうなって。そういう意味では、11ヶ月待った甲斐がありました。この話は4ヶ月や5ヶ月そこらではやっぱり重みを感じない。11ヶ月経過したことでこの話の時系列とか関係性の構築に必要な時間とかが描かれてるのかもしれないなって思いました。
【NOT≠EQUAL】だけじゃなく、【お試し/みつゴコロ】も【それなら目をつぶりましょう】もひっくるめて、なんというか今の三峰結華を象徴するようなコミュでした。こんな幸せなコミュを三峰結華に当ててくれてありがとうございました。
「あだ名」から考える三峰結華
「アイドル同士の会話」追加
アップデート
2020年5月29日、シャニマスに新たなボイスがアップデートに伴い実装された。
アニメモード時に、ホーム画面に設定されているアイドルによって「アイドル同士の会話」が発生するようになりました!
「アイドル同士の会話」を追加しましたよ~♪
— アイドルマスター シャイニーカラーズ公式 (@imassc_official) 2020年5月29日
アニメモード時に、ホーム画面に設定されているアイドルによって「アイドル同士の会話」が発生するようになりました。
全342パターンありますので、ぜひチェックして下さいね♪#シャニマス #idolmaster pic.twitter.com/wLqyBUzjLp
ホーム画面をアニメモードかつ2人以上設定した際に、アイドル同士がコミュニケーションを取るという内容である。
ノクチルのメンバーと一部のアイドルを会話を除く、全342パターンのボイスが新規追加された。ノクチルに関しては、新型コロナウイルスによる収録延期の影響等も考えられるが、他ユニットとの交流(=ユニット越境コミュ)イベントがまだ実装されていない点から見送られたとも考えられる。
意外なアイドルたちの交流を楽しめる
このアップデートではイベントで交流したアイドル同士の会話はもちろん、今まで(コミュ上では)会話をしたことないアイドル同士の会話も実装されたのである。しれっと実装されているが、これは歴史的なアップデートだろう。三峰結華P(もしかすると私だけかもしれないが……)にとっては「あの疑問」が解決されたのだから──。
三峰結華の「あだ名」についての進展
そもそも三峰結華と「あだ名」とは
あだ名一覧
三峰結華といえば、事務所の他のアイドルに様々な「あだ名」をつけて呼んでいるのは、ご存じの方も多いだろう。
以上の画像は、三峰結華がアイドルに対しての呼び方一覧表(呼称表)である。アンティーカのメンバーを例に取ると、恋鐘は「こがたん」、摩美々は「まみみん」、咲耶は「さくやん」、霧子は「きりりん」など、独創的かつかわいらしいあだ名をつけている。プロデューサーに対しては「Pたん」や「P氏」といったような具合である。(もちろん「プロデューサー」呼びもしますよ、分別をつけられる子なんですよ!)
蛇足ではあるが、他のアイドルから結華に対する呼び方もまとめたのでおまけとして掲載する。
「あだ名」を使う理由
なぜ、三峰結華があだ名でアイドルを呼ぶのか。これについては様々な理由が考えられる(三峰結華の考えは三峰結華にしかわからないので正解とは絶対に言えないが)。私は「適度な距離感を持てる」からだと以下の理由から考える。
まず、シャニマス公式HPの三峰結華の紹介文に
初対面の人に対しても気後れせずに話しができる。
との記述がある。
初対面の人と距離を縮めるには、なによりコミュニケーションが大切である。三峰結華はコミュニケーションの一つとして「あだ名」を用いているのではないだろうか。
例えば、大学でグループワークがあったとする。仲の良い友人とは学籍番号順で別のグループになってしまい、たまたま前後の学籍番号である三峰結華という人間と同じグループになった。「お!三峰とは、初めまして……だよね?私は三峰結華、よろしくね!よろしければ、お名前をお聞かせいただけるかなー?」と声をかけられる。促されるままに名前を述べたら「自己紹介ありがとう!〇〇(あだ名)、よろしくね~!私のことは、三峰って呼んでくれていいからっ!」なんて、返してそうじゃないですか、三峰結華。初対面の人と距離感を縮めようとあだ名を付けちゃうんです。まあ完全に妄想なんですけどね。
兎にも角にも、三峰結華はあだ名を付けることで初手での相手との距離感を縮めているというわけである。
それから、仲良くなるに連れて三峰結華との仲が深まっていく。グループワークの進展とともに、「うわ!〇〇、お昼ごはん手作りなんだっ!すごいなー、三峰も料理頑張ってはいるんだけどねー」「〇〇おはよ~、昨日、ハンバーグ作ったんだけど、焼き加減が難しくてさー」「〇〇~!今度料理教えて!友達に振る舞って驚かせたいんだけどさ~」なんて他愛のない会話をする日々。週1回の実習が楽しみになるんですね。
普通の男子なら、美人でノリがよく、自由奔放で掴みどころのないサブカル系眼鏡女子とこんなこと会話をし続けたら、まあ好意を寄せてしまうだろう。仕方ない。わかる。まあ妄想なんですが。
そこそこ距離感は近くなるんですが、いつまで経っても三峰結華はあだ名で呼ぶ。下の名前では呼ばずに、あだ名で呼び続ける。彼女自身、「下の名前で呼ばれる/呼ぶ」のは特別な状況であったり、考えがあることが多いので(pSR【お願い、ただの少女がいい】を参照のこと)なにかアクションを起こしたりしない限りは、適度な距離感の現れとしてあだ名で呼び続ける。
あだ名=適度な距離感を保つためのもの
以上の総括として、最初は「距離を縮める」ものとして使っていたあだ名は、「距離を保つ」ものとして機能させている。
事務所のみんなに馴染み、仲良くなるために彼女は「あだ名」という手段を用いて距離を縮めている。しかし、彼女自身の聖域である「絶対に踏み込まれたくないコト」への防御としてあだ名を使って、相手との一定の距離感を保とうとしようとしているのではないだろうか。
「果穂ちゃん」
ここまで、あだ名を使って距離を縮めるという論を展開してきたが、一つ気になる点がある。
それが、小宮果穂に対する呼び方である。
果穂に対しては「果穂ちゃん」と名前にちゃんをつけて呼ぶのである。他の放課後クライマックスガールズのメンバーに対しては、明確なあだ名で呼ぶのであるが果穂に対しては「果穂ちゃん」なのである。
これについては、様々な理由が考えられるが、果穂を子供として認識している点が大きいと考える。
子供は無理くりコミュニケーションを取らずとも、向こうから距離をつめてくれるため、距離を縮める手段を用いる必要がない。また先述した「『絶対に踏み込まれたくなコト』への防御」をする必要がないと考えているのではないか。子供であれば、彼女自身は「踏み込まれない」「踏み込まれる前に手を打てる」と考えている気がする。これは果穂を軽んじているというわけではなく、単純に純粋な存在としての子供を認識しているがゆえに、距離を取る必要がないと考えているのだろう、と私自身は考える。
が、「果穂ちゃん」呼びに対する見解は中々資料が少ないので、有識者の方の意見を是非伺いたいところである。
あのアイドルに付けたあだ名が判明
このように様々なアイドルに対してあだ名を付け、あだ名に対して強い思いがありそうな三峰結華であるが、今回のアップデートで2人に対するあだ名が新たに判明した。先程の呼称表のグレー地で書き込まれているのが新規に判明したあだ名である。
大崎甘奈
まず一人目が大崎甘奈である。甘奈に対するあだ名は「なーちゃん」。ここは先にあだ名を付けていた甜花にならった形での呼び方である。甘奈をなーちゃんと呼ぶのは甜花だけという通説が崩された格好になる。甜花が「なーちゃんって呼んでいいのは、甜花……だけ……」って言いそうな気もするが、そこは寛大な甜花さんであった。
黛冬優子
そして2人目、黛冬優子である。
とうとう来たかと震えた。これまで三峰結華とストレイライトのメンバーはあさひと愛依こそ絡みはあったものの、冬優子とは無かったのである。サブカル好き、二面性がある、名前呼びについてのこだわりなどといった共通点をもつ彼女たちであるが、これまで接点は殆どなかった。
中でも名前呼びについて、冬優子は自分自身を「ふゆ」と呼ぶことを要求している。
ふゆは、黛冬優子って言います
『ふゆ』って呼んでください
もう、冬優子じゃなくて
『ふゆ』って呼んでくださいって言ってるのに
もう、冬優子じゃなくて『ふゆ』ですよ♪
このように、序盤の冬優子は「ふゆ」呼びに執着する。これに関しては1本分記事が書けてしまうので割愛するが、とにかく冬優子は「ふゆ」とよばれたいのである。
さて、冬優子は本性を知っているPやストレイライトのメンバーからは「冬優子」呼びをされているが、他のアイドルは冬優子の本性について知るものは少ない。したがって、冬優子から「ふゆ」って呼んでくださいねと言われれば、素直に呼ぶアイドルも多いだろう。(実際には冬優子呼びとふゆ呼びは同じくらいの割合らしいです)
我らが三峰結華は冬優子を「ふゆ」と呼ぶのか、それとも「冬優子」なのか?答えは想像以上であった。まずは二人の会話を見ていただきたい。
冬優子
「今日はふゆが応援する番だよ!
ね、ゆいにゃん♪
世界で一番可愛いよー!」
結華
「わーいありがとふゆゆーっ
ふゆゆのエールで
三峰、今日も頑張れそうです! 」
……?
「ふゆゆ」!?
まさかのあだ名を新たに付けたのである。あだ名呼びを希求する相手に新たなあだ名を付けた三峰結華さん、なかなかである。
また一方で、冬優子も結華に対してあだ名を付けていた。
「ゆいにゃん」!!
にゃん…!?かわいいあだ名をもらっている。
猫好きな三峰結華にぴったりな組み合わせである。
微笑ましい会話は一旦おいておくことにして、結華が冬優子に対してあだ名を付けたという点、そして冬優子が結華にあだ名という付けたという点が、三峰結華学会あだ名学域にとってはかなりの衝撃なのである。その理由として二人のもうひとつの会話を見ていただきたい。
結華
「(同族のにおい……
するっちゃするんだけど……)」
冬優子
「(触れていいやら
悪いやら……)」
あ~~~~!!バレてます!!気づきますよね、そりゃあ。
ここで、「同族」について指しているモノは2つ考えられる。
①サブカル趣味
これに関してはおそらくお互いになんとなくバレる要素はある。ネットスラング的やゲーム用語を交えた喋り方をする結華(例:千雪さんに対して「~件について」との発言など)、パステルメルヘンなフェアリー系ファッションを好む冬優子。確実にお互いの好きなジャンルにいるオタクだろう。同族は分かるじゃないですかなんとなく、私達プロデューサーも含めて。
②二面性の保持
サブカル趣味を隠している点についての延長として、何かを隠している、裏表があるなどと言った点でも「同族」と言及している可能性がある。冬優子のセリフからも、この点に関して触れるか触れないかを迷うあたりがやはり、自分の持つ隠したいものへの共通項を認識しているであろうと考えれる。
この二点のどちらかであるとは考えられるが、明確には分かりかねる。おそらく二点とも認識しているようには考えられるが……。
ともかく、以上からどちらの点であっても何らかの「距離」を取るべき相手という認識はお互いにあることは伺える。
ここから結華は冬優子に対してあだ名を積極的につけようとしたのではないだろうか。距離を取るべき相手であり、かつ距離を取られたいだろう相手に対して「あだ名」というコミュニケーションを用いて、関係を適正化した、と考える。
そしてそこから考えられるのは以下の三峰結華的心配りである。ここから先は完全に妄想である。
名前で呼ばれるのを嫌がる冬優子を見たり、「距離」の適正化を図る必要があるだろうと考えたりした結華はあだ名をつけて呼ぼうとする。
しかし、冬優子が結華からあだ名で一方的に呼ばれるというのは、以前からの『「冬優子が名前で呼ばれたくない」という主張のために結華にあだ名で呼ばせているというイメージが、他のアイドルやPについて好ましくない』と考える気がする。
つまり、あだ名で呼ぶことが冬優子自身の名誉を傷つけてしまう可能性があるというわけである。たとえ冬優子がそれを求めていたとしても。そこで結華は考えた。
結華自身をあだ名で呼ばせれば、対等な関係になるのではないか。結華自らのあだ名を冬優子につけさせることで結華と冬優子を対等にあだ名で呼び合う関係にした。こうすることで、冬優子に対する不利益を上手くかわしたのである。
大方、こんな感じのやりとりがあったかもしれない。
結華「ねー!ふゆゆ!」
— しょうぐん (@sgn_13) 2020年5月29日
冬優子「え、ふゆゆ……?ふゆにあだ名つけてくれたの?」
結「そうー!これからはふゆゆって呼ぶねー」
冬「あはは、結華ちゃんらしいな」
結「ふゆゆもなんか三峰にあだ名つけてよ!」
冬「えー!うーん、猫好きだよね結華ちゃんは……。ゆいにゃん……とか?」
結「すごい!いーじゃん!!三峰、こんなかわいいアイドルからあだ名を貰えるなんて天にも登る気持ちだよ……」
— しょうぐん (@sgn_13) 2020年5月29日
冬「もー、ゆいにゃんは大げさだなあ」
的なやり取りが三峰結華と黛冬優子の間に感じられるのですがどうでしょうか
「あだ名」というコミュニケーションから距離感を保つ、三峰結華と黛冬優子の関係性に今後も注目していきたい。現状では供給が少なすぎて、結華と冬優子の間柄を理解するには足りないので……。
総括
「あだ名」から考える三峰結華についての総括である。
三峰結華は「あだ名」を駆使することで相手との絶妙な距離感を保っている。相手に踏み込みすぎず、自分も踏み込まれない立ち位置を「あだ名」から構築しているのだろう。
彼女にとって、下の名前を呼ぶ行為は【お願い、ただの少女がいい】や【NOT≠EQUAL】でも描かれている通り、やはり特別なものである。
今後登場するコミュで「あだ名」についての言及があることに期待したい。