湖の奥

もう戻れないくらいこじらせた三峰結華Pである

『【く ら く ら】三峰結華』は11ヶ月待たされて正解だった

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11ヶ月ぶりの新規カード追加

2020年7月31日、三峰結華に4周目のpSSRカードが追加された。

3周目pSSR【NOT≠EQUAL】が2019年8月31日に追加されてから実に11ヶ月が経過していた。【NOT≠EQUAL】については諸々書いたのでよろしければぜひぜひ。

sgn.hateblo.jp

 

多くのプロデューサーからは今か今かと待ち望む声が多く、前回、前々回と「三峰結華が来るのではないか……?」「時期的に三峰結華だ」「まだ時ではない」など様々な意見があった。

前回のカードチラ見せでは冬優子か結華か日本を二分する論争が起きていたし、今回のカードチラ見せは水着の花柄からして灯織だという意見が大勢を占めていた。

 

当アカウントで投票を行った結果、実に7割以上が灯織だという意見であった。多くの三峰結華有識者がいるTLでこの結果なので、多くのプロデューサーが惑わされたといえるだろう。

 

そんなこんなで、実装を今か今かと待ち望み、11ヶ月が経過していた。

結論から言うと、三峰結華4周目は11ヶ月待たされて正解だった。

【NOT≠EQUAL】のあと、【く ら く ら】のコミュの関係性まで発展するには11ヶ月という月日は正解だったと感じている。

運営上の都合とか、実装のタイミングで先送りになってしまったっていう可能性は百も承知の上で、今回は11ヶ月という時間がプロデューサーと三峰結華の関係性をどう変えたか考えていきたい。例によってネタバレだらけなのでご注意ください。考察というより限界備忘録です。

 

全体的にとろけるコミュが多かった

まず全体のコミュの総評であるが、非常に甘々とした糖度の高いコミュだった。後述でそれぞれのコミュについて述べるが、ここまでやさしい世界だとは思わなかった。【NOT≠EQUAL】で散々胃を痛めたプロデューサーからすると、「限定カードって普通はここまで優しくて楽しいコミュが続くんだな」って再認識した。

でも、ただ甘いだけの、いわゆるPラブ的な雰囲気とは異なり、【NOT≠EQUAL】はもちろん、それまでの様々な三峰結華のコミュをしっかりと積み重ねた上での関係性というのは非常に伝わってくる感じのテイストだった。

眩むほど

結華「後ろ……日焼け止め、塗り直してほしいんだけど──
……ね、ダメ?」

P「いいぞ
それじゃあ髪を上げてくれ」

 おお、いつもの三峰結華だ。からかいをする三峰結華じゃん!ってなるシーン。すこしこっちに寄ってくるモーションもまた、ドキッとしますね。でもまあプロデューサーは恋愛感情というかドキッとした仕草は見せないんです、あくまでもスマートにからかいに対してクールに対応する。

これがもう成長ですよね。思い出しますよね。

1周目のpSSRの【お試し/みつゴコロ】『予防線なら十分』で、イヤホンの片耳をプロデューサーと共有するシーン。

結華「イヤホン取れちゃったらやだから……」

結華「──ね、もっと近くに行ってもいい?」

結華「ダメ、かな……?」

このシーンで、プロデューサーが動揺していたり、悪戯とも捉えかねないんだから相手には気をつけろよとたしなめたりする頃から比べると、大分三峰結華の「奇襲」にも慣れてきたんだなって思います。

 

そんなこんなで、三峰結華のからかいの対応に慣れてきたプロデューサー。まあ結華自身にはからかい甲斐がなくてあんまり面白くない。

結華「ひねくれてて性格が悪くてめんどくさい三峰のPたんは、これぐらいじゃないと務まらないって?」

P「残念、大ハズレ」

P「いつだってアイドルに真剣な結華のプロデューサーを任せてもらってるんだから」

P「俺だってできる限り優秀じゃなくちゃって話だよ」

結華「まったこのプロデューサーは……」

P「その反応なら、今日の俺は合格点か?」

結華「知らなーい!」

結華「三峰、さっきのクイズも不正解しちゃうような出来の悪い子なので?」

結華「プロデューサーの評価なんてとてもとても!
畏れ多くてできませんの……」

P「それは困ったな……
俺は何より。結華からの合格点がほしいんだが……」

結華&P「……」

結華&P「……っふ、あはははは……!」

結華「あーっ、もう白々しい……!ふふっ……!」

P「まったくだ!」

彼女たちの会話を切り取るのが憚れるので、少し長いが引用させてもらった。

からかいのカウンターとして真面目な一面をプロデューサーが見せることで、三峰結華のからかいはジョークに落とし込める。ノリノリすぎると距離があまりにも縮まってしまって【NOT≠EQUAL】の再来にもなるので、適度な距離感でいながらからかいにも付き合ってあげる、まさに最高のパートナーって感じです。これが11ヶ月を経て気づきあげたプロデューサーと結華の関係性なんだろうな。

こんな感じでふたりで冗談を言って笑い合うコミュを猛烈に見たかったので、ありがとうございますって感じ。二人で笑い合ってる描写が今後もちょくちょく出てきます。

P「──……はい、結華。水

喉が渇く前に水分補給、で頼む」

結華「お。ありがとうプロデューサー

じゃあ三峰からもお返ししなきゃだね」

P「?」

結華「三峰の荷物預かってもらってるでしょ

あの中に、ちっちゃい巾着があるから」

結華「中の塩飴持ってって」

P「塩飴……」

結華「──水分補給だけして、塩分を摂り忘れることのないように」

P「うっ……!ごもっともだな……!」

結華&P「……っふふふ……!」

P「さすが結華は用意が良い」

結華「身近に気遣い上手がいるものでぇ

ずーっと見てたら似てきちゃったのかも」

P「なるほど、実は俺も何だ

まわりをよく見てくれてるところ、尊敬してる人がいてさ」

結華&P「……」(にひひ)

ここのコミュで注目したいのは、荷物のところ。ここまで自分に踏み込んでほしくないと言っていた結華が荷物の中から探していいよっていうところ。どれだけ信頼関係構築したんだ。荷物の中ってプライバシーの局地みたいなところがあるから、自分で巾着を取り出して、塩飴を渡しそうな気もするんですが、プロデューサーが荷物の中から巾着を探して出していいよっていうのは大分信頼しているんだろうなって感じます。

あと、お互いのいいところを褒めあって笑うところね。スクリプトだと「……」って書かれているところが、ボイスでは「にひひ」って感じの笑い方をしている。こういうトリックは非常に大好きなのでぜひ続けてください。

──くん。……ううん、──さん。

また名前呼びしてるよ、今度はコミュ名で。。。この子は。。。
そして高校生までの三峰結華らしさを感じられる貴重なコミュです。

結華「──あ、Pたんだ
お疲れ様でーす」

これは純粋に、かわいい三峰結華として上げておきます。

P「ご当地のお菓子への興味を振り切れないんだ……!」

結華「太らないようにね~」

P「ぐっ……!」

この反応を見て即座にからかいモード発動する三峰結華すき。色々なお菓子を誘惑してくる感じがほんとによい。

P「待ってくれ、待ってくれ結華……!
俺今ショック受けつつぐらついてるから……!」

結華「やだなぁ
わかっててやってるんだよぅ」

P「こっちもそれをわかってるから言ってるんだよ……!」

結華&P「──あははっ」

ことあるごとに二人で笑い合うんすよね、正直このへんのコミュは読み解くってより、かわいい三峰結華を堪能するコミュだと思うのです。

結華の修学旅行のエピソードがリアルすぎて、そしてあるある過ぎて笑った。消灯時間過ぎて起きてたら怒られるとか、よりにもよって体育の先生が見張ってるとか、反省部屋に連行…とか。この子も普通の修学旅行をして成長してきたんだって当たり前なんですけど実感できた。なかなか結華のバックボーンてまだ描かれいないところがあって、大学での様子とか実家の様子とか。まあこれは彼女にとって「踏み込んでほしくないもの」だったら、それはそれで守らなければいけないとも思うんですけれどもね。

そしてそして、仕事に支障を出さない範囲で楽しむならと、修学旅行の先生とは違ったプロデューサーならではの気遣いを出して差し入れをする。修学旅行とお仕事は似てるけどちょっとやっぱり違うんだなって。

だからこそ、コミュタイトルの『──くん。……ううん、──さん。』なのかな。友達感覚でこれまでお話をしてたけど、差し入れだったりお仕事のことをしっかり考えくれている点では、やっぱりプロデューサーって友達じゃなくて上司とか仕事の関係の人ってしっかり定義してるんだろうなと思います。

友達感覚でいるならば「──くん」って呼び方で良いけど、やっぱりそこはプロデューサーとアイドルの関係だから「──さん」ってのが正しいんだろうね。

前言撤回、やっぱり読み解けるね、このコミュ。

ここで差し入れるものの選択肢が出てきて、

「せんべい」

を選ぶと、甘いものを食べたときにしょっぱいものをあげる察し力を褒めてくれる。

「おまんじゅう」

を選ぶと、「お部屋にあったおまんじゅう、美味しいよね~~」という意味での良いチョイスと自分が食べて美味しかったおまんじゅうを結華たちにも食べてほしいという意味での心意気を買われます。

「一口スイートポテト」

を選ぶと、話がわかるプロデューサー。だねって褒めてくれます。まあもちろん支障をきたしたら、お説教コースてね。

ちなみにアンティーカで来てるって明確に言及しているはこの選択肢のみでした。最初ソロの仕事を複数のアイドルたちとこなしてるのかなーって考えてたから、アンティーカのみんなと来てるお仕事って分かってちょっと安心しました。

うたかたに潜る

まず、「うたかた」って何なんすかねこれ……?となった同僚のPたんも多いと思うので、goo辞書で調べてみると

うた‐かた【泡=沫】 の解説
《「うたがた」とも》

1 水面に浮かぶ泡 (あわ) 。「泡沫の如 (ごと) く消える」

2 はかなく消えやすいもののたとえ。「泡沫の恋」「泡沫の夢」

[補説]書名別項。→うたかた

 らしいっす!ここでは2の「はかなく消えやすいもの」が当てはまりそうです。では「はかなく消えやすいもの」ってなんだろうっていうと、後ほど出てくる線香花火なのかなって。

P「ほら見てくれ!
花火セットだ!」

結華「へぇ……!そっか、もうそんなの売ってる時期かぁ」

結華&P「──」(ごくり)

結華&P「──!」(うん!)

コンビニで花火を買おうと考えてプロデューサーと結華。ここでの結華の言葉も11ヶ月という重みを感じさせます。季節がめぐるのは早いです。

結華「──いきます。二刀流……!」

P「思ったよりアグレッシブな遊び方するんだな!?」

結華「あっはは! 何言ってんの!
男兄弟がいたらこうなるに決まってるじゃん!」

アグレッシブな一面を見せる結華。アンティーカといたら、アグレッシブではなく保護者的視点で「危ないよー、まみみーん」って言ってそう。摩美々はそんなことしなさそうか。でもまあ今回は結華とプロデューサーの二人きりなので。

男兄弟がいるってのも、【お試し/みつゴコロ】『消したい、もしくは覚えていたい』で言及されていた「兄さん」と「弟」の存在です。あのときは自分から呼び間違えをしてしまった結華ですが、このときは自分から兄弟の話を出している。

P「『結華はそんな事するはずない』とか言ったら
P「『おふざけにマジレスはどうかと思う~』みたいに返すし」
P「『よし来い!』って言ったら
ちょっと向けてみるぐらいの気持ちはあっただろ?」

プロデューサー、三峰結華のこと分かりはじめてるな、さすが11ヶ月という月日。秘密のメモ帳がなくてもだいたいの切り返しについて理解できてる。

 

P「俺は今、こいつを長く育ててやりたい気分なんだ……!」

結華「……じゃあ三峰もやろっかなー
5本ぐらいまとめて──」

P「情緒……!」

結華「この流れで情緒求めるほうが間違ってるでしょ」

結華「一緒にやってもいーい?」

そして線香花火を一緒にやる流れに。中盤からいきなり線香花火をやるプロデューサーもなかなかアグレッシブといえばアグレッシブ。ここで選択肢が。

「攻めたやり方
しないならな」

を選ぶと、結華は「Pたんの作法に従う、三峰割と合わせるタイプなの知ってるでしょ?」って返すんですよ。それはもう痛いくらい知ってるよ。

 P「…………前言撤回だ
俺にも5本ぐらい寄越してくれ」

P「今日は結華式でいこう
……気が変わったから」

結華「──……」

結華「あはっ、それはいらない気遣いってやつだよ!
プロデューサー!」

 めっちゃ三峰結華じゃん。合わせるタイプだから今日くらいは合わせなくていいように気遣って結華式を実行しようとしたプロデューサーを結華がたしなめる。久しぶりの三点リーダーだらけな会話だね。でもお互いの性格も知ってるし気を遣ってることもバレバレなので、ここはまわりをよく見るプロの結華が先制ブロックですね。

 

「勝負するか?」

 を選ぶと、線香花火勝負、青春すぎるね、甘酸っぱい

 

「大事に
使ってくれるなら」

を選ぶと、 

P「大事に
使ってくれるなら」

P「花火だよ
使い切ったら、帰らなきゃいけないだろ」

P「せっかく楽しいんだ、ちょっとでも長く遊んでいたい
だから無駄遣いはナシだぞ?」

結華「……──!」

結華「はーいっ」

こっちはプロデューサーが一本上手ですね、結華との花火の時間をちょっとでも長く、そして線香花火を担当アイドルと重ね合わせて、長く育ててやりたいんだろうな。そりゃそうだよな。

耳元で囁いてやればよかった

三峰結華のpSSRカードは4本目のコミュが実質TrueEnd説を提唱したい。今回もかなりの破壊力でした。

お互いの声も聞こえないような蝉しぐれ

結華「──でも、夏って感じ!」

結華「前は、うるさいなぁって思うことが多かったけど」

結華「──……『季節の移ろい』みたいなものとか、
感じられる余裕が出てきたってことなのかなぁ……」

成長じゃん、どう考えても……。おぼつかないあの頃とは違って今はだいぶ余裕が出てきた。だから日焼け止めの冗談や売店でのからかい、花火でのアグレッシブさなんてのが見せられるようになったのかな。

それでもなお、蝉は声をかき消すほどに鳴いている。プロデューサーには結華の声は半分しか届かない。

結華「お腹から声を出す練習ーっ」

結華「──っ」

結華「────っ……」(いつもありがとう)

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
三峰結華、お前~~~~~!!!!!聞こえない、届かないところで日頃の感謝を述べる。ずるいぞ~~~~!でもすき。。
これしかも、音声ONにして聴いてる人じゃないとこの話わからないんだよね、スクリプトにも載ってないし。ちゃんと音量上げて聴いてた人しかわからないのほんとにシャニマスくんずるいよ。
これ三峰結華じゃん。
そのあとプロデューサーにお腹から声を出すとは…?と突っ込まれるも、しらばっくれる。ほんと三峰結華だよ。

不意打ちしてくるし、わからない人にはわからないような仕組み。この不意打ちにどう返すか、選択肢です。

「聞こえてないとは言ってないぞ」

を選ぶと、 実は聞こえてましたー的展開、『いつもありがとう』。

結華「~~~~っ!」

結華「何それ!
そういうのずるいからねプロデューサー!」

余裕なくなってる結華。自分から始めたずるいことだけど、やり返されちゃうとうろたえちゃうところがかわいいです。

「『Pたんなんか大っ嫌い~~!』って!」 

 嫌いって堂々と言えるようになってる。この子の性格を鑑みると、嫌いとか好きって直接的な感情表現はあまり避けているのに、堂々といえるその関係性に。どのセリフを取ってみても三峰結華はやっぱり前よりも格段に成長したな……

「すまん、
教えてくれ……!」

を選ぶと、 聞き逃したことを失態と言ったプロデューサーに

結華「……そんなに?」

結華「くだらないおふざけかもしれないのに?」

P「せっかく絡んでくれようとしたのに
対応できないんだからさ」

めっっっっちゃ真面目だよね、担当アイドルの言葉は一言一句逃さないって感じ。おふざけも真剣なんだよね。

「(お返し、ってことで)」
「────……」(いつもありがとう)

を選ぶと、これ。いやいやいやいや、ぼくたちプロデューサーに言わせていくスタイルね。お返しですよ。これやばいね。天才か?まじ。
偶然、結華と同じことを言った。いや、必然かもしれない。これだけ信頼しきっていて、お互いのことをリスペクトしてる関係なら思ってることが似たり同じだったりすることは当然かも知れない。
強引な交渉で引き出すその顔に不満げなんてなかった。

眩んでも

TrueEndです。一緒に夜ご飯を食べに行く約束も伸びた仕事と混雑で断念。コンビニ飯になってしまった。

結華「Pたんとだったら、どこで何食べても美味しいご飯だもん」

 ほんとにいい子だね。やさしい。でも普段は焼肉をプロデューサーに要求してるらしい。いいじゃん、三峰結華いっぱい食べてくれ。

P「いや、結華といっぱい夏っぽいことしたなと思って」

P「海だろ、花火だろ、
あとセミもすごかったし」

P「泊まりの仕事も夏休みみたいで──
あ、いや。あれは修学旅行だからちょっと違うか……」

本当にいろんなところにこの夏は行ったな結華と。たくさんの結華との思い出ができましたね。「もっと他の人と一緒が良かった~?」なんて意地悪めかしてる。

P「楽しかったなぁって思ったんだよ
結華にとってもそうだったらいいな、ってさ」

結華「……結華にとってもそうでしたけど?」

他の人と一緒が良かった?って聞くことによってプロデューサーの本心を引き出しに行く。楽しかったっていう答えを得られたことにより、安心する結華。

それで、一人称名前呼びってさ!!!!!!

プロデューサーの言葉を引用する形で言ってるのはわかるけど、びっくりした。かわいいな。

結華 「三峰結華の夏は、
あなたとの思い出で染まっておりますですよー」

P「…………
それはそれで申し訳ないな……遊びたい盛りに──」

三峰結華に楽しい夏だったのにって言ってる割には、結華に対してがっつりブーメランをキメていく。プロデューサーにとっても結華にとっても楽しい夏だったって一緒の思い出を一緒の感情で認識している。

結華がとっておきのご褒美にと水ようかんを取っておいたのを今日開封する宣言。

 結華 「いつかのご褒美に~って思ってたけど、
今日開けちゃうことにする!」

P「えっ
それは悪いよ、ゆい──」

 結華の怒った顔

P「──いや、悪い。間違った」

P「そういうことなら、遠慮なくいただくよ
ありがとう」

結華 「──ふふ。うん」

 自己肯定が低いプロデューサーへのまったくもう!的な感情、そして楽しい夏の思い出の1ページを更に加えることへのワクワクを楽しもうよってことなのかな。

P「……よし。せっかくだ、いい皿に出さないか?
来客用のが棚の奥にある」
結華 「ええ~?
見つかったら怒られちゃわない?」

あっ!!!これ!!!!!!【それなら目をつぶりましょう】『さぁ! ふたりで悪だくみを!』じゃん!!!!!!!シュークリームを二人だけで食べたあの時と同じじゃん。
頼もしく証拠隠滅を担当するプロデューサー、その秘密を共有する三峰結華。
『さぁ! ふたりで悪だくみを!』では結華に促されるように証拠隠滅(シュークリームを食べきる)してたのが、ここでは堂々と証拠隠滅をしていくプロデューサーも成長したなって。

 

総括

【NOT≠EQUAL】を乗り越えたからこその、この何気ない日常が一番刺さる。たぶん、【NOT≠EQUAL】を見てない人からしたらなんてことないアイドルとの夏の1ページにすぎないことであるが、プロデューサーとの関係性を思い悩んだ前回のカードからすると、三峰結華はとてもとても成長した。というより、三峰結華とPの関係性が強固になりすぎてると言っても過言ではない。

ふざけたりからかったり、プロデューサーとアイドルという関係性を定義した上で強力な信頼関係(11ヶ月も順調にこなしたらそりゃ強い絆が結ばれる)があるからこそなんだろうなって。そういう意味では、11ヶ月待った甲斐がありました。この話は4ヶ月や5ヶ月そこらではやっぱり重みを感じない。11ヶ月経過したことでこの話の時系列とか関係性の構築に必要な時間とかが描かれてるのかもしれないなって思いました。

【NOT≠EQUAL】だけじゃなく、【お試し/みつゴコロ】も【それなら目をつぶりましょう】もひっくるめて、なんというか今の三峰結華を象徴するようなコミュでした。こんな幸せなコミュを三峰結華に当ててくれてありがとうございました。